訪問看護に転職してみた発見

皆さんこんにちわ。奈良県在住の20代男性Yです。私は新卒で一般病院看護師を3年勤務し、その後訪問看護へと転職しました。

私が病院から離れた一番の理由は、

スタッフの人員数と患者様との割合が合わず、常に業務が多忙。どうしても看護が作業化してしまう。

でした。その理由とともに訪問看護の世界へ入ってみると、また他に新しいことが色々学ぶことができました。

各利用者様に対して決まった時間で看護が行える

訪問看護は1体1の看護になります。病院で各患者様へ対応する時ももちろん1対1ではありますが、訪問看護ではその利用していただいている方に対して、決まった時間が設けられています。

コストに関していえば、訪問看護は時間によって費用が異なってきます。正確にいうとそれぞれの内容で「単位」が定められています。

介護保険、医療保険、自立支援医療など色々な形で訪問看護を行いますが、基本的には一人の利用者様につき30分~60分程度で訪問をさせていただきます。その時間というのは、その利用者様だけの時間になります。病院勤務をしていて感じますが、一人の患者様に対して30分集中して看護を行うというのはなかなか難しいのが現状であると感じています。(医療処置やケアなどを除いて)

訪問看護ではその決められた時間の中で、本人が悩まれている事などを傾聴でき助言をお伝えすることも可能です。

長期的な関係を築けやすい

中には、病院や施設等の入所により訪問が途絶えてしまうケースもありますが、病院と比べてその利用者様と接していける期間は長期的になりやすいです。結果的にその利用者様の生活スタイル、趣味嗜好など様々な背景というものが見えてきます。のちに信頼関係も構築しやすくなります。

私はいつも、その利用者様がこれまでどんな人生を歩んできたのかを知ることで自分自身の人生の勉強になり楽しいと感じています。基本的に利用者様は私よりも御年輩の方がほとんどで人生経験豊富です。ちょっとした会話からでも人生のアドバイスを吸収できたりします。

この前は、旅行好きな利用者様がおられ、旅先でおススメの場所などを聞いて実際に行ってみたりしました。

オンコール対応がある

いろいろな訪問看護の事業所によってあったりなかったりするかもしれませんが、私の勤めている事業所ではオンコール対応があります。いわゆる緊急で連絡がきて電話対応したり臨時で訪問したりすることです。正直最初はいつ来るかわからない状況で気は張りますが、次第に慣れてきます。

訪問看護は病院と違って、異常だと感じるとすぐに受診を勧めています。医療器具等も訪問看護には持ち合わせていないため、受診の必要性があるかどうかの判断が求められます。基本的に受診をしないよりしたほうが早期発見に繋がるため、私は迷えば受診を促しています。

給料面では病院とあまり変わらない

転職する前は、夜勤勤務がなくなるので給料が大幅に減ってしまうのかという心配がありました。看護師にも転職サイトがいくつかあり、その転職エージェントへ依頼をしながら新しい職場を見つけます。私はそこまで広く見ることはしなかったですが、だいたい給料的には変わらなかったです。

ただ、私の勤めている訪問看護は病院と違って残業がほぼありません。

看護師は転職に強いというのは、転職する時に気付きました。求人しているところはほぼ面接すると受かると思います。

訪問しない間は基本的に1人の時間

私の住む奈良県では、訪問看護で移動手段は基本的に車になります。都心の場合は自転車で行ったりする所もあるそうです。

訪問と訪問の間は車で移動しているので、あまり職場の人と話すというのも少ないです。個人的には自分の時間として確保できるのでとても有難いと思っています。昼食はコンビニや側道へ停めて食べています。

まとめ

いかがだったでしょうか。私も看護師経験3年目で訪問看護という道へ入りましたが、当初は1人で訪問して責任感が大きそうで大変だなと思っていました。しかし、これほど利用者様と密接に関われる看護職はあまりない気がします。1対1で寄り添えるからこその信頼関係も築けることもできます。

訪問看護に迷っておられる方は是非参考にしてみてください。

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